スイフトスポーツを試乗してきました。
スズキの新型。CMでお馴染み、黄色のアイツです。
いや、黄色がこんなに似合う車も珍しいです。
ことの発端は年末。その前から発売されるのは聞いていましたが、実物をみたのは年末のモーターショー。
初見は
『地味に変わったなー』
でした。
先代が大きく変わってきたのでそっちの印象の方が強かったのでしょう。
今回は熟成のモデルチェンジという中で何が感じれるのか楽しみでした。
試乗と言ってもモータージャーナリストがやるようなサーキットとかではないのでお仕置きを受けない程度で走らせています。
さて、販売店到着して早速キーを渡されます。
キーと言っても物理的な鍵ではないんですけどね。
乗り込んでスタートボタンをポチっと。小気味よくセルが唸り1.6Lのエンジンに火が入ります。
音は思ったよりも静かです。
担当営業さん曰く、なんでも今日の試乗コースはロングコースらしく気合い入れて乗ってきましょう。
動かし始めで気をつけること。
それは、、、
クラッチ操作ミスによるエンスト
です。
これやると恥ずかしい。でも回転上げすぎも恥ずかしい。ここは慎重に。
無事、車道に合流してアクセルを踏む。
最初に感じたのは予備アクションもなく強い加速をする。
頑張らなくても、引っ張らなくても、スッと加速する。
うん、いいトルク感です。
加速時の音はそこそこ聴かせてくれてます。これは聞こえているというより、聴かせてくれている、という感じです。ノイジーではなく心地良い排気音です。
少し回してみるとエンジン自体がトルクフルで力強いことがわかりますが、反面、トルクの落ち込みは割と早い段階でやってきました。
早いと言っても、6000rpmは回ってます。それだけ吹け上がるのも早いということですね。
このトルク感には少し不思議な味付けがあって、5000rpm付近で一度一伸びします。
クッと前に出て、そこからトルク感の落ち込みが始まる感じ、というと伝わるでしょうか。
2000rpmくらいからの加速に始まって4500rpmくらいで惰性で回るか?という瞬間からもうひとつ伸びる感じです。
とは言っても、VTECの8000rpmとかああ言うのは期待しないほうがいいです。
加速自体はRev前近辺で6MTを使って刻んでトルクを使うほうが気持よく走れそうです。その分下が使えるので多少回転が落ち込んでもじわっとアクセルを開ければトルクに乗って走れそう。
走り出して感じるのは少し感じつコツコツ感。これだけでただのファミリーカーではない味付けであるのはすぐにわかります。路面からの凹凸、タイヤが感じるうねりを伝えてくれます。
これがもう少し速度の高い高速道路領域であれば感じ方が変わるのでこれは機会があれば。
試乗コースでは曲がる感じまで感じられる場所を複数織り込んでくれています。よくわかってらっしゃる!!
コーナーの種類的には、コース幅が狭くイン-イン-インのライン取りを強いられるコーナー、アウト-イン-ミドルで次の反対側へのアプローチが必要なコーナー。(個人的見解ですw)
いずれもコーナーでトルクステアが出ることはなく、リアも妙に捩れ飛び跳ねることもなく、脱出でお釣りが来るようなこともありませんでした。リアの落ち着きは高いでしょうが執拗に粘ることもなく素直な追従と言えるのではないでしょうか。
が、特筆はここではありませんでした。
今回新設計らしいフロントのショックアブソーバ。この安定度の高さというか、よく動くわりによく締まり、反応の良い足に仕上がってます。
『アフターパーツでショックまで入れ替えないよ』
という純正+アルファで乗る人は先代ではなく絶対に新型を買いましょう。
カタログにある「リバンプスプリング」なるものが大きく関連しているみたです。
機構を調べてみると、
とこんな感じの内容です。()はぐりむが説明の中からきっとこんな感じの効果だよね?と独自で解釈した部分です。わかりやすく書いたつもりですが間違ってたら御免なさい。
上2つはいずれもスタビやスプリングの強化や減衰力の強化をしなければできないことを、リバンプスプリングというコストかけることで乗り心地を犠牲にせず達成してきています。
こんなスゴイ仕組みが、純正のショックアブソーバに組み込まれているというのは、ある種のスズキマジックです。
ちなみに欧州の車や、日産の高級車にも組み込まれてる機構だそうですね。
3つ目はサスペンションの設計時にどれだけのストロークが必要なのか、どれだけ取れるのか考えるものなので、現在の純正スプリングやメーカースポーツ部門が発売するモノを使っている場合は問題ないでしょう。
アフターパーツメーカーで車高のダウン量だけを謳ったモノはどこまで確認されているのか、各メーカーにお問い合わせ頂いたほうが安全です。
制動については前後に車がいたり、さすがに急ブレーキはまずいので試してません。
これはそのうちサーキットあたりで乗れる機会があれば、新しく報告したと思います。
今日のところはこんな感じで。
今日の相棒 ZC32Sスイフトスポーツさん |
いや、黄色がこんなに似合う車も珍しいです。
ことの発端は年末。その前から発売されるのは聞いていましたが、実物をみたのは年末のモーターショー。
初見は
『地味に変わったなー』
でした。
先代が大きく変わってきたのでそっちの印象の方が強かったのでしょう。
今回は熟成のモデルチェンジという中で何が感じれるのか楽しみでした。
試乗と言ってもモータージャーナリストがやるようなサーキットとかではないのでお仕置きを受けない程度で走らせています。
さて、販売店到着して早速キーを渡されます。
キーと言っても物理的な鍵ではないんですけどね。
乗り込んでスタートボタンをポチっと。小気味よくセルが唸り1.6Lのエンジンに火が入ります。
音は思ったよりも静かです。
担当営業さん曰く、なんでも今日の試乗コースはロングコースらしく気合い入れて乗ってきましょう。
動かし始めで気をつけること。
それは、、、
クラッチ操作ミスによるエンスト
です。
これやると恥ずかしい。でも回転上げすぎも恥ずかしい。ここは慎重に。
無事、車道に合流してアクセルを踏む。
最初に感じたのは予備アクションもなく強い加速をする。
頑張らなくても、引っ張らなくても、スッと加速する。
うん、いいトルク感です。
加速時の音はそこそこ聴かせてくれてます。これは聞こえているというより、聴かせてくれている、という感じです。ノイジーではなく心地良い排気音です。
少し回してみるとエンジン自体がトルクフルで力強いことがわかりますが、反面、トルクの落ち込みは割と早い段階でやってきました。
早いと言っても、6000rpmは回ってます。それだけ吹け上がるのも早いということですね。
エンジンの筈がエキマニだけ。 すいません撮影ミスりました。 |
クッと前に出て、そこからトルク感の落ち込みが始まる感じ、というと伝わるでしょうか。
2000rpmくらいからの加速に始まって4500rpmくらいで惰性で回るか?という瞬間からもうひとつ伸びる感じです。
とは言っても、VTECの8000rpmとかああ言うのは期待しないほうがいいです。
加速自体はRev前近辺で6MTを使って刻んでトルクを使うほうが気持よく走れそうです。その分下が使えるので多少回転が落ち込んでもじわっとアクセルを開ければトルクに乗って走れそう。
走り出して感じるのは少し感じつコツコツ感。これだけでただのファミリーカーではない味付けであるのはすぐにわかります。路面からの凹凸、タイヤが感じるうねりを伝えてくれます。
これがもう少し速度の高い高速道路領域であれば感じ方が変わるのでこれは機会があれば。
試乗コースでは曲がる感じまで感じられる場所を複数織り込んでくれています。よくわかってらっしゃる!!
コーナーの種類的には、コース幅が狭くイン-イン-インのライン取りを強いられるコーナー、アウト-イン-ミドルで次の反対側へのアプローチが必要なコーナー。(個人的見解ですw)
横姿 このスタイルで純正ドノーマル |
が、特筆はここではありませんでした。
今回新設計らしいフロントのショックアブソーバ。この安定度の高さというか、よく動くわりによく締まり、反応の良い足に仕上がってます。
『アフターパーツでショックまで入れ替えないよ』
という純正+アルファで乗る人は先代ではなく絶対に新型を買いましょう。
カタログにある「リバンプスプリング」なるものが大きく関連しているみたです。
機構を調べてみると、
- ショックが伸びるときの抵抗になる。(伸びにくい=ロールアングルが抑えられる)
- ショックが戻るときの助力になる。(ショックがもとの位置に戻るのが速い=姿勢が速く安定する)
- ショックの中にスプリングがあるので邪魔。(サスペンションストロークが減少する)
とこんな感じの内容です。()はぐりむが説明の中からきっとこんな感じの効果だよね?と独自で解釈した部分です。わかりやすく書いたつもりですが間違ってたら御免なさい。
上2つはいずれもスタビやスプリングの強化や減衰力の強化をしなければできないことを、リバンプスプリングというコストかけることで乗り心地を犠牲にせず達成してきています。
こんなスゴイ仕組みが、純正のショックアブソーバに組み込まれているというのは、ある種のスズキマジックです。
ちなみに欧州の車や、日産の高級車にも組み込まれてる機構だそうですね。
3つ目はサスペンションの設計時にどれだけのストロークが必要なのか、どれだけ取れるのか考えるものなので、現在の純正スプリングやメーカースポーツ部門が発売するモノを使っている場合は問題ないでしょう。
アフターパーツメーカーで車高のダウン量だけを謳ったモノはどこまで確認されているのか、各メーカーにお問い合わせ頂いたほうが安全です。
制動については前後に車がいたり、さすがに急ブレーキはまずいので試してません。
これはそのうちサーキットあたりで乗れる機会があれば、新しく報告したと思います。
今日のところはこんな感じで。
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