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2015年3月15日日曜日

【試乗記】スズキ アルト AGS モデル

スズキ アルトに新しく搭載された AGS (オートギアシフト) を試す機会があったのでその試乗記です。

まさかの自動車ネタが殆ど無いという状態でスイフトスポーツを買ってから早3年。

最初の車検が訪れたわけですが、偶然にも代車でこの AGS が載った アルトを店長さんの計らいでお借りできました。
スズキ自動車 アルト
面白い機構なので是非試してみてください!と言って手配してくださったスズキアリーナの店長さんに感謝!


AGSとは?

スズキ自動車が開発した電子式のトランスミッションです。
オートギアシフトの略で、一般的にはオートマチックマニュアルトランスミッションと呼びます。
スズキ自動車の解説
スズキの次世代テクノロジー オートギアシフト
普通のオートマチック車のようにアクセルとブレーキだけのペダル操作で走ります。
もちろん免許証もオートマチック限定でOK。
レバー操作もオートマチック車と同じP R N D。
Dの下はなく、+と-でギアを選択できるようになっています。

2ペダルのギア式トランスミッションといえば DCT が有名ですね。
日本ではランサーエボリューションやGT-Rが採用しました。
採用されたクルマを見ると、欧州車での採用が多いようです。

内部構造は通常のマニュアルトランスミッションを持ち、駆動の伝達を務めるクラッチ機構、そのクラッチを操作する電動油圧式アクチュエータがあります。

速度や回転数、特定の操作で変速ギアが入れ替わるようになっています。


反応はマニュアルトランスミッションそのもの

クラッチが繋がって発進してしまうとその後のダイレクト感はマニュアル車そのものです。

クラッチも油圧で制御されているだけで構造自体がマニュアルトランスミッションそのものなので、当然といえば当然ですね。

アクセルに対しての反応、エンジンの回転数についてくる加速感、共にフィーリングもまさにそのものでした。

このフィーリングは、先日発売されたアルトRS ターボできっと素晴らしい体験を生むのではないかと予想しています。
近々試乗の予定なので感想はまたその時に。

あと、貨物やトラックなど物理的に重さが有る場合、軽自動車という範囲の中で2ペダル車とした場合、効率的にトルクを伝えるなら従来のオートマチックではなく、こういう方法が一番の選択肢なのではないかなと思いました。

変速の癖もAGSの特徴

構造がマニュアルトランスミッションというところにすべて行き着くのですが、変速時の挙動に大きな癖があります。

普通のオートマチックのように加速だけしていると変速の時にギクシャクした感じになります。
これは物理的にギアを切り替えるためクラッチが一瞬動力を切る動作が入ることが原因です。

マニュアル車を運転する方ならわかるのですが、ギアを変える時にクラッチを踏みますね?その時大体の方はアクセルと一端戻していると思います。
このアクセルを戻さず、踏みっぱなしの時にクラッチを切ってシフトチェンジしてクラッチを繋げた時に近い感じです。

当然油圧クラッチが回転数の合っていない時のシフトショックを吸収していて、そのギクシャク感を緩和させているのですが、構造的に吸収しきれない部分はどうしてもフィーリングとして出てきてしまいます。

このため(かどうかはわかりませんが)、 AGS にはシフトチェンジを任意のタイミングで促す方法があります。

手動変速の+-を使う方法もその1つですがこれではオートマチックとは言えません。

もうひとつシフトチェンジをするヒントを与える方法があるようです。
アクセルを戻す
です。

そろそろシフトチェンジしようかな?というところで一瞬アクセル戻してあげるとそれをヒントにシフトアップしてくれます。
クラッチ操作のないマニュアル車、という感じの操作です。

オートマチック車としてどうなの?

シフトチェンジの方法や変速の癖を見ると、オートマチック車なの?と思うかもしれませんが。。。

スズキとしてはオートマチックトランスミッションではなくてマニュアルトランスミッションを電子制御で使う方法にチャレンジしたと言えます。

アルトとして感想書いてないんだけど?

あ。すいません。

ここ最近のスズキ車と同様に剛性は高く、非常に堅牢なボディです。

どっしりとしているボディですが少々腰高な感じがしていて、このグレードのアルトでは少々持て余しているように感じます。
しっかり感があって以前乗っていたことが有るアルトのヒラヒラした面影はないです。

カタログを見ると軽自動車で最小クラスの回転半径なようで、奥で切れ込む動きです。

このアルトに搭載されたAGSはギア比が1速、2速で離れているため、ここのシフトアップで少しクラッチの制御を頑張っている感じがあります。

エンジン本体のトルクや車種の性質上このギア比(というかミッション本体)は仕方ないので、クラッチの制御が頑張るという結論なのかもしれません。

原点を知ってRSターボへの期待が高まる

ギア比の問題はエンジン側のトルクが上がってくることで高速側に振ることができること、腰高感ももう少し車高が落ちてバネレートが上がるとこのボディも活かせるのでは、と思うとやはりRSの存在が気になります。

結局?

15年ぶりのアルトのターボモデルですし、否応なしにアルトターボRSに期待です。
スズキ アルトターボRS

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